緑×黄

10/14
1485人が本棚に入れています
本棚に追加
/81ページ
「ちょっとエース、まだ痛い」 「知るか!自分でくわえとけ!」 文句を言うジョニーなんか無視して、座っていたベッドにゴロンと横になった。 アルコールも回ってきて、ちょうどいい。 「お前早く出てけよ」 このまま寝てやろうと思って目を瞑ると、 ギシッ…、 不自然に沈んだスプリングと自分の体。 「退け変態」 「変態の前で、しかもベッドの上で隙見せるなんて、エースも相当馬鹿やね」 「うわっ、ちょ、」 壁を向いていた体は無理矢理うつ伏せにされて、腰だけ引き上げられた。 「自分体軽すぎひん?そっか、ちっちゃいもんなー、エース」 「うっさいわボケ!…てか、放せ!」 上からのし掛かられた体はもがいても全然びくともしない。 最悪…。 また前回と同じパターン。 「ほんまエースって学習せえへんね」 「黙れっ!」 .
/81ページ

最初のコメントを投稿しよう!