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「は…?マジで喧嘩したんか?」
「ちゃうよ…」
「やんな」
ははっと渇いたように笑ったアーセナルに小さくため息をついた。
「…喧嘩の方がまだマシや」
俺の方を訝しげに見たアーセナルは、俺の肩をトンっと小突いて、“取り敢えず部屋まで戻れ”って歩き出した。
アーセナルの肩を借りたのは初めてで、なんか変な気分。
アーセナルとこんな風に話したのも、きっと何ヶ月かぶりだ。
部屋に戻るまでに廊下でマックに会ったけど、マックはチラッとこっちを見ただけで、何も言わずに通り過ぎて行った。
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