序章「謀反」

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珍しく大将軍に呼ばれた俺は訓練所にやって来た 「それで・・・何かご用でしょうか?」 大将軍「儂は沢山の人間を見てきた・・・まぁ歳は相応に喰っておるがな」 「はぁ・・・」 大将軍「おっと・・・歳を取ると話が長くなっていかんな・・・単刀直入に言おう」 大将軍はそう言って腰の剣を抜いた 大将軍「お主・・・何を企んでおる?」 「・・・何のことで」 大将軍「隠すだけ無駄じゃ・・・儂はお主の眼に野望を見た・・・謀反か?」 どうやら伊達に歳を喰っていないらしいな 曲がりなりにも世話になった人だ 手荒にしたくないが仕方あるまい 「だとしたら・・・どうします?」 大将軍「・・・斬るだけよ!!」 大将軍が剣を振りかぶる 「・・・ふん!!」 バシッ 大将軍「っ!?」 真次は大将軍の剣を片手で奪い取った 「あの世で待って居て下さいよ」 ザクッ 大将軍「お・・・のれ・・・」 そのまま大将軍の心臓を突き刺す 更に事切れた大将軍の両手で剣を握らせる 「これで邪魔者は居なくなったな・・・」 裏工作により大将軍は病死という扱いになり、謀反決行は着々と近付いていた
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