序章「謀反」

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寝所に踏み入ると 意外にも王が剣を持って待ち構えていた 「これはこれは・・・寝所に剣をお持ちとは・・・物騒ですねぇ」 王「刺客が武装して乗り込んで来る気がしてな・・・余の勘もまだまだ衰えてはおらんようだ」 沙良が剣を抜こうとするのを制した 「王は俺が斬ろう」 王「余を斬ると・・・そう申したか?」 「嫌か?」 そう言うと王は無言で剣を抜いた 「・・・行くぞ」 王「・・・はっ!!」 白刃が交錯する 続いて肉を切り裂く 不快な音・・・ 王「・・・余・・・余を殺したとて・・・思い通りには」 「往生際が悪いな・・・もう良い・・・話すな」 闇夜に光る一閃が 五湖王の 命を 奪い取った 第六代五湖王 享年35歳image=387693524.jpg
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