第一章「海上の帰還」

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呉へは船を使う 海を渡る為だ 陸路で行くには時間が掛かりすぎる為、朱里は海路を選択した しかし、問題は二つある 一つは海賊の存在 海を行く者は、常に海賊に襲われる可能性を考えねばならない 奴等は昼夜を問わず襲ってくる 故に海路も安心は出来ないのだ 朱里「うぅ・・・話しには聞いていましたが・・・これが・・・船酔いですか・・・うぅ」 小次郎「・・・無理せずに横になっていろ」 これが二つ目 船酔い なったことのある人は分かるだろうが これは相当辛い 常に嘔吐感に苛まれる この問題二つが同時に重なるとかなり危険だ 不安は嫌な形で実現する事になる
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