序章「謀反」

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目の前には敵の軍勢 対するこちらは僅かな手勢 圧倒的不利な状況だが 逆に好機でもある 「勝ち戦にいる者は均衡が崩れると脆い・・・か」 俺は兵達の前に立って 「聞け・・・奴等は数だけの弱兵に過ぎん・・・我に続け!!」 全員「おぉぉぉ!!」 先頭切って敵に飛び込んで身近な敵兵を倒して槍を奪い取った 「死にたい奴から来い!!」 槍を左右に薙ぎ払い 敵を倒していく真次と手勢 敵兵1「ひいっ!?」 敵兵2「奴等はバケモンだ!?」 敵兵3「にげろぉ!!」 圧倒的な強さに恐れをなし、逃げていく敵兵 敵将「き、貴様等・・・逃げるんじゃない!!」 敵将が必死に阻もうとするが兵達はまるで聞いていない 「あれが敵将か・・・ふん!!」 持っていた槍を敵将目掛けて投擲する 敵将「貴様等・・・うがぁ!?」 「やれやれ・・・敵将討ち取ったり~」 結果的に突撃した五百はほとんど怪我もなかったのに対し・・・ 敵は五千の兵をほとんど失い、敵将も討ち死にするという大損害を与えられてしまった こうして俺は初陣を大勝利で飾った
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