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俺は大将軍に連れられ謁見の間へと移動した
大将軍「ここからは一人で行け・・・くれぐれも失礼の無いようにな」
「大将軍、重々分かっています・・・ご安心を」
まだ早い
事を起こすには・・・な
~謁見の間
側近「王様、真次将軍が参りました」
王「おぉ・・・真次か、よいよい・・・通せ」
側近「はっ・・・」
側近に促され、入室すると俺は所定の場所で立ち止まって礼をする
「真次が参りました」
王「うむ・・・此度の戦働き、見事であった」
「滅相もございません」
王「謙遜せずとも良い・・・誰もが貴公の名を語るのだ・・・褒美を取らせねば余の顔がない」
まぁ当然だろう
五千の敵兵を五百の兵で破ったのだからな
王「よって貴公に褒美を与える・・・何か望みがあれば言ってみよ」
「は・・・私などには過ぎた評価で恐縮ですが・・・恐れながら申します」
王「うむ・・・言ってみよ」
「すべての兵と民に酒と食事を平等に振る舞ってください」
王はその言葉を聞いて驚いた
王「なんと・・・そんな事で良いのか?」
「はっ・・・民や兵達は王様の御聖恩に涙を流して喜ぶ事でしょう」
王「うむ・・・しかと貴公の願い、聞き入れよう」
「有難き幸せ!!」
こんなものだろう
いずれは俺の国になる
種まきは万全にな
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