序章「謀反」

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それから俺は 度々王に呼ばれるようになった 最近では将棋の相手や晩酌に付き合うまでになっていた 王「真次の番であろう?」 「はっ・・・ではこちらに」 王手にするのは容易いが手加減を怠らない 現状はギリギリで勝っているくらいだ 王「そこで良いのか?」 「はっ・・・」 王「では・・・終わりじゃ」 王に王手を打たせて勝たせる 目立とうとせずに相手を立てる そろそろ頃合いか 真次が怪しい笑みを浮かべたのを控えていた大将軍に見られたのを気が付かなかった
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