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｢あー吐いてスッキリした！さあ、まゆき帰ろうやタクあそこにあるし！！！！！！｣
やけに元気が戻ったパンがあたしを立ち上がらせる。
｢うん。今日は送別会ありがとうな！酔ったけどめっちゃおもろかったわー！｣
ドレスの裾をパンパンとはたきながら
あたしはパンにお礼を言うと
パンは口を尖らせて
｢ってか店やめてもちゃんとあたしと遊んでや｣
とあたしのほっぺたをつまんだ。
｢今さら(笑)当たり前やろ！チューさせろ！！！！！！｣
親友の手を振り払いガバッと抱きつくと
｢ギャーッッッ！！！！！！酒くさい！！！！！！｣
と体をエビゾリにしてパンが絶叫した。
この24歳の春
あたしにとって忘れられない季節になる
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