思い出

3/5
前へ
/15ページ
次へ
それは、私が 売店で圭吾に何かを 買っていこうと していた時だった。 ロビーで話す 大人たちの声が聞こえた。 全然知らない人だったけど 話題は圭吾の事だった。 「圭吾くん、可哀想にね~。」 「本当に。」 「あの子、病気で 18まで生きられるか 解らないんでしょう?」 (えっ…?) ショックで固まった (圭吾が…病気!?) そりゃ入院してるんだから どこか悪いだろうと 思っていたけど、 そんな深刻なものだとは 思わなかった。 すぐに出てこれれるものだって 思い込んでたんだ…。
/15ページ

最初のコメントを投稿しよう!

0人が本棚に入れています
本棚に追加