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「俺、お前とならキスできる気がする」 笑いながら俺を壁際まで追いつめたコイツは頭がイカレてると思った。 けれど。 「…してみれば?」 そう言って目を開けたままキスをした俺も相当イカレてる。 「お前さ…目閉じろよ」 俺とコイツはクラスメートで、一言も会話を交わしたことはなかった。 けれど、ずっと知ってた。
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