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「念のため聞くが、どのくらい?」
「身に覚えがないくら…へぶゅっ!!」
沙依は非常食を踏み潰した。
「…チッ。死なんか」
うわ、さらりと爆弾発言しましたよこの人。
「神なんだから不死身に決まって…あ、潰さないで握らないでその怪しい微笑みやめてお願いだからごめんなさい」
実は。
この異常な光景を一部始終見てる人いたけど、ニブさ100%の沙依は気付くよしもなし。
「…。あのこ、何してるのかな?」
新撰組一番隊組長、天才剣士こと沖田総司でありました。
巡回中、なんとなく桜が見たくなったので勝手に隊務中に堂々とサボったのでした。
真面目にやれよ。
後で副長[鬼]の雷喰らうぞ。
鳥のような変な生き物と会話しているようだが、時々握ったり踏んだりかなり容赦がない。
ここで、沙依はとあることに気付いた。
「なんで、町娘な着物に着替えてんだ?」
「え?だって現代の服だと怪しまれるじゃん」
…なるほど。
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