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「第7世代型デバイスが管理局にあっただと?ありえないしね」
「管理局が保持していた物という確信もなかろう、元々、奴が持っていたという可能性もあろう?」
しかし、とユウは考える、確か怒り男は最初から管理局で訓練していたはずだ、ユウとメイヴのように途中から入ってきたわけではない
なのに、あの男は何故コイツに目をつけなかった?事情があるのか?
ユウとメイヴを留置所から出すぐらいの権力が有るにもかかわらず、手を出せない事情
まぁ、俺の考える事ではないと、ユウは思考を閉ざした
「悪いな、相方が寝過ごした」
怒り男が礼儀正しくこちらに頭を下げる、ユウはそこで若干確信を得る、'良いとこ育ち'の礼儀だ
「良いさ、たかだか1時間ちょい待ってただけだ、とっとと始めようぜ」
良いとこ育ち、あの男より権力を持ってる奴の親族か何かなのだろう
「そうか、ならば参るぞ、スセリ!!」
「はいはーい」
民族衣装の女が消え、怒り男にバリアジャケットが展開される
一般的バリアジャケットが展開後、過剰的なハードシェル装甲が装着されていく
肩には民族的甲冑、脚にも保護装甲が付き、背中から金属の尾が4本垂れ下がり、過剰なガントレットが両腕に現れる
そして、男は背中から大剣を抜き放ち、正眼の構えでユウ達を睨み
「我はラッセル!!ラッセル・グレーデン!!魔を断つ剣なりッッ!!!!」
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