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『失礼ですね、私のユウにそんな言い方』
流暢な喋り方でユウの肩が言葉を発する、流石にスバルという少女も驚く
「へぁっ?!!うぇっ!!?」
「メイヴ、止めろって、びっくりしてんだろ、つかいきなし喋るなよ、俺もびびったしね」
『いやです、ユウは私の物ですから、貴方こそ喋らないで下さい』
「変な事言うな、意味わかんねーしね」
自分の肩と喋る男に些か対応に困るスバルだったが、詳しく見ると直ぐにその理由を発見した
達筆な字で『雪風』と書かれたクリスタルが肩の鎧部分にあったのだ
「それ、インテリジェントデバイス?」
『そうです、私の名前はメイヴ、極万能迎撃型自立デバイスです』
「という建前の雪風のフレキシブルアームです、雪風の脇役だしね」
ユウがそう言った途端、肩に所っていた、というよりアームで保持されていた刀が、ぐりんと上下が逆転、グリップ部分が下に
そのまま、ぱかーん、とユウの頭を鞘部分で打ち付ける
「あだっ!!?メイヴてめぇ!!やっぱてめぇは馬鹿だしね!!」
『悪口言うと叩きますよ、ユウ』
「もうとっくに叩いてんじゃねーか!!!!ありえねーしね!!」
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