第二章

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開くはずの無い境界の門が開いた。 リムは父親である魔王の命により境界の門へと向かった。 そこは天界と魔界を隔てる門かつては一つの世界であったこと唯一示す場所。 そして一切開くことは無く永遠の決別を意味する場所。 その門が開いたのだ魔界は混乱するに決まっている。 だから魔王もそれを収めるのに必死で様子を見に行くことができずリムに命じたのだった。 リムはさして気にすることも無く承諾し供を一人も連れず境界の門へと向かったのだった。
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