印の話

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 ある所に、1つの印がありました。  そこは深い深い闇の中。誰も来ない闇の中。  そこで印は嘆いていました。  このセカイの現状に。人の醜さに。  しかし、闇の中にいては、印はなにも出来ません。そこで印は考えました。  そして出した結論は、自分の体を分けてセカイに飛ばす、と言うものでした。  印は力を振り絞って体を分けて飛ばしました。体は散り散りになってセカイに飛び去ってしまいました。  それから、印は何処にいるか解らなくなってしまいました。
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