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俺は リビングを飛び出すと、合鍵をポケットに突っ込み。
…一人暮らしの凍矢のアパートに向かって走った。
後ろから 両親の呼び止める声がしたが…
今 、会わなければ、もう一生会えなくなりそうな気がしてたんだ。
俺はアパートに着くと…
階段を急いで駆け上がりながら、合い鍵を ポケットから乱暴に取り出し…
…凍矢の部屋へ向かった。
俺が、部屋の前の廊下にでた途端にガチャリとドアが 開いて。
…中から可愛らしい男の子と凍矢が部屋からでて来た。
「先輩?今日は楽しかったよ。」
凍矢は、うなずくと…
上目使いの可愛らしい男の子の頭を軽く撫でた。
「また遊び来いよ?」
「嬉しい。」
にっこり 男の子がうなずくと、凍矢は愛しそうに抱きしめて…深い口づけをした。
俺が見ているのも知らずに…。
俺、本気で好きだったんだよ…。凍矢?
こんなの見たくなかった。
…此処に 来なければ、見なくてすんだんだ…
けど…。
日曜日には、…俺は…。
だから…
…最後にどうしても、君の顔が見たかったんだ。
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