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その後あゆみはマキの部屋を出てしばらく名古屋の親戚の家で過ごす事になる。
勤め先ではマキが相変わらず絡んで来るが、それ以外もめ事も無く平和な日々が続いていた。
一週間ほどで名古屋からあゆみが戻って来た。
このまま俺のアパートにいるのも危険なので、部屋を探す事にした。
駅を挟みアパートとは反対側に部屋を見つけ、契約した。
あとから思えば彼女の名前を他の名前に変えて契約すれば良かった。
ヤクザだけでは無く警察にも目を付けられていたのですぐ警察に見つけられてしまった。
事件の被害者から被害届けが出ていて、あゆみにも容疑がかかっていたのだ。
警察が訪ねて来た時は居留守を使っていたが何時までもそういうわけにはいかない。
あゆみは腹をくくり名古屋に帰って出頭する準備を整えた。
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