渋谷の夜

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私がまだ22・3歳の頃、世間ではおそらくバブル全盛期、まあ我々下々の者は大して恩恵に授かってなかったが… 当時私は渋谷に有る某クラブに勤めていた。 カウンターでアイスやミネラルウォーターの準備、調理補助などの仕事をしていた。 私自身カネを持っていなくても、カウンターチーフや店長などがほぼ毎日飲みに連れて行ってくれるので遊ぶのには困らなかった。 クラブに勤めて1年半位たった頃、愛知県から一人の女の子が上京し、その店に入店した。 名前はあゆみ。 その子の友だちのマキは半年ほど前に入店していて、私やチーフとは仲良くなっていた。 一人忘れてた💦 ウエイターの大田も仲間に入れておいてやろう。 クラブのクローズは12時、11時45分には専属歌手のお姉さんがラストソングを歌う♪ だから12時半には店を閉める事になる。 私とあゆみ、マキ、大田は4人でよく朝まで飲みに行った。 マキのダンナはその筋の人間でかなりのイケイケらしい。 ただ店の仲間と飲みに行くことは多目に見てくれていた。 その日も4人で新宿まで飲みに行き朝までコースになり、なぜか阿佐ヶ谷の私の部屋にみんなが来る事になった。
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