1093人が本棚に入れています
本棚に追加
居酒屋を出ると、もう始発の時間だった。
俺たちは渋谷から山手線で新宿まで行き中央線に乗り換え阿佐ヶ谷の俺のアパートに向かった。
部屋に着くと二人とも着の身着のままでリビングに倒れ込み、そのまま夕方までビクともしなかった。
目が覚めたのは彼女の方が早く、水を汲み俺に飲ませてくれた。
「武士、起きてベットにいかないと、」
無理やり起こされたあと、どうにかベットに辿り着いた。
その後再び二時間ほど寝てしまい、起きた時には夜の7時を少し回っていた。
腹ごしらえするために俺たちは近所の中華料理屋に向かった。
「で、今晩俺ん家に泊まんのか?」
水餃子を口に放り込みながら俺が聞くと「2、3日泊めて欲しい。」だって、こっちの都合も考えてくれよ、まったく!
最初のコメントを投稿しよう!