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ジェイドは眼鏡をクイッとあげ、目が見えないようにして話す。
ジェイド「私が最後に見たルークは音素の乖離が限界でした。その状態でローレライを開放なんてしたら・・・・助かるわけがないんですよ」
ガイは胸ぐらを掴んだ手に力が入らなくなり下を向いた。
ナタリア「それでも私は帰ってくると信じていますわ」
涙を拭いナタリアは叫んだ。
ガイ「そうだ、それでも・・・帰ってくるさ」
ジェイド「分かっていますよ。諦めたわけじゃありませんから」
アニス「だいさ~(大佐)」
泣きながらジェイドを抱きしめるアニス。
ジェイド「ここもそろそろ危ないので離れましょう」
ガイ「そうだな」
全員が離れようとしたがティアだけその場で泣いてる。
ナタリア「ティア、早く離れないと危ないですわ」
ティアの肩に手を置きナタリアは話す。その手を振り払い叫ぶティア。
ティア「でもあそこにはルークがまだいるの!」
バシッ
ナタリア「分かっています、でも今は貴方が生きなければルークには会えませんわ」
ティアはハッとし、走り出す。
ティア「ナタリアありがとう」
ナタリア「そんな事より無事に離れる事が大事です」
ティア「うん」
ティアは笑顔で答える。
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