5年後

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カズキ「‥ってぇ‥」 「一樹大丈夫!? ちょっとアンタ何すんのよ!!」 「アンタは黙ってな! ほんと最低!! さよなら。」 そう言ってかばんを投げつけた女は走って去っていった。 珍しくない別に。 自分が最低だとも別に思わない。 だって好きなんて一言も俺は言ってない。 「こわいね~。 一樹大丈夫? 早く部屋いこ?」 ‥この女も早く気付けばいいのに。 俺は誰にも心を触らせない。 今まで一度も。 ‥ただ1人を除いては。
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