序章

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―――カタッ、カタカタッ 俺は今、自室でパソコンを弄っている もちろん非現実的なアニメやゲーム等を見たりしているのではなく、現実主義者達が集まり口論していくチャットルームだ 15:35 レイジ>この前の件、どうなった? 15:36 サトウ>もちろん完成したさ 15:36 ミヤビ>本当か!? 15:37 サトウ>嘘は言わん。明日にでも学校に持ってくよ 15:38 レイジ>楽しみだな、期待してるぞ 15:38 ミヤビ>俺達の研究の成果だ!! 15:39 サトウ>あぁ。だが問題が1つ… 15:40 レイジ>何だ? 15:41 サトウ>あまりに完璧に再現し過ぎて持ち運びが困難になってしまった… 15:42 レイジ>………。 15:42 ミヤビ>………。 15:43 サトウ>おい、無言は辛いぞ… 15:48 レイジ>馬鹿だな、成分配合を平均的に減らせば、威力は若干劣るが同じくらい完璧な物が作れたはずだろ…? 15:50 ミヤビ>黎弍の言う通りだ。だがもう作ってしまったなら仕方ない…俺達が佐藤の家に行くとしよう 15:51 サトウ>……すまない。 15:53 レイジ>もう気にするな、俺は時間だから退室する。あとは好きに会話しててくれ >15:53 レイジ様が退室しました  
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