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「なら契約破棄だ。初月料金は払うから今すぐ俺を戻せ」
一刻も早く現実に戻らなくては、俺の頭が拒絶反応を起こしてしまうじゃないか
「それは出来ません。お金は全くいりませんが、この世界を救うという使命を完遂しなくては元の世界には戻れませんから」
……………死のう
何が悲しくてこんな非現実的で非科学が溢れる世界にずっといなきゃならないんだ
だがその前に、確認する事が1つ
「おい。さっきからお前、やけに俺の世界とかこっちの世界とか言うが、お前はどんな存在なんだ?」
「もぅ、やっと聞いてくれましたね?ここに来た人は皆最初に聞いてくれたのに~」
そんな事知るか、ここに来た人間もどうせアニメやゲーム好きな…
「ちょっと待て。俺以外にもいるのか?視覚情報操作をされた奴が…」
「はい?視覚なんとかはしてませんが、あなた以外にも別世界から来た人はいますよ?」
なんて事だ…俺はそんなアニメやゲーム好きと同じだと言うのか?
いや違うな、俺はまだ否定しているんだ
「それで、私の事でしたよね?私は異世界から来た人達のサポートとナビゲートをする為の案内人、レイラといいます。あなた達が異世界から来た事はちゃんとこの世界の住人にも説明しますよ?」
………バーチャルだ、きっとそうなんだ
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