はじまり

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「…ごめんなさい」 そう告げその場から去ろうとした 「あのっ、職員室どこ?」 彼はあたしの腕をつかんでそう言った 「あ、もしかして転校生?」 このバカ校の生徒はほとんど把握していた こんなかっこいい人忘れるはずがない 「ばれちゃった?」 ふにゃっと笑った彼 その笑顔に懐かしさを感じる 「俺、園田 竜。あんたは?」 ソノダ リュウ 確かに彼はそう言った あたしの遠い記憶が蘇る
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