1編目、新婚生活

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ガチャリ 家の扉を開けた。 「ただいま」 俺がそう言うと、廊下の奥からドタドタと走る音が聞こえてきた。 「淳一さん、お帰りなさい。」 出迎えてくれたのは、一月前、俺のプロポーズを指輪と共に受け取ってくれた妻の優子だ。 「ああ、ただいま。」 帰ってすぐ出迎えてくれる妻に、2回目の挨拶をしてしまう。
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