第4話

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それからはどちらも話すことなく、ドライヤーの音だけが部屋に響いていた。 たまに鏡越しに猿の顔を見れば笑顔のままで、私はちょっと嬉しくなった 猿「よしっ、乾いた」 恋「ありがと。じゃあそろそろ…」 猿「さぁ、国語の勉強の続きしましょうか?諦めたなんて言わせませんよ」 さっきまでの極上の笑顔が意地悪げな笑顔に変わっていた。 恋「おに――――!!」 猿「聞こえません。はい、この問題」 恋 ボソッ「………鬼畜」 猿「問題増やしますよ?」 恋「やります…」 こうして眠れない夜を過ごしていく。
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