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僕のあなたへの
第一印象は
ただただ
綺麗な人、でした
1つ年上で
とても目が流れるようにきれ長く
髪は毛先でくるんとしていて
化粧やお洒落なんかしなくたって
十分艶があるのに
あなたの耳には少しおおぶりな宝石があって
指先には濃い赤とピンクの光があって
ああ、この人は
僕は見た瞬間思った
この人は
僕とは違うのだ
僕は到底触れられやしない人なのだ
僕には遠い
遠い遠い人なのだ
諦めたんです
すぐに
気になってしまわないうちに
けれど僕は笑いました
あなたの声を聴いた
言葉を受け取った瞬間
僕はどこかあなたに
ホッとしたのです
“…あたしの事どう思う?”
じんわりと
近くなるのを感じました
あなたは本当は
飾らない自然な方
誰よりも人が好きで
可愛らしい人
可笑しいことばかり言って僕を笑わせてくれた
明るい笑顔が
よく似合う
あなたのとなりで
僕は心からあなたに
惹かれていました
初めてこんなに嬉しい苦しみを得たと思ったのです
あなたとの毎日のスタートは幸せに始まりました
いつまでも続いていくと思っていた
あなたを思い返すなんて
バカなことだと笑うでしょうけど僕は
そうせずには
いられません
あなたに言えなかったこともいくつか
これから並べようと思います
あなたに届いたらと思います
聴いてください
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