第壱章

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Ⅸ「はい。」 天「Ⅸ世。急な話で悪いが、Ⅹ世を沢田ではなくザンザスにしてくれ。」 急な話でびっくりするだろうな。 Ⅸ「な、なぜ?」 天「沢田は侵してはいけない罪を犯した。」 Ⅸ「それは、なんだ?」 天「沢田は俺の大事な仲間(従姉妹)を傷つけた。立派な罪だな。本当ならボンゴレごと潰すつもりだったが、関係無い奴を巻き込むのは、少々気が引けたからな。」 Ⅸ「そうか。綱吉くんがそんな事を」 意外と考える時間が長いな。 Ⅸ「……よいぞ。ここで綱吉くんを庇っても綱吉くんが裏社会でやっていけないのは目に見える。それに、神楽姫の敵に回るのは儂でも辛いからな。」 天「話の分かる人でよかった。んじゃあ。沢田の処分の権限を全てもらう。」 Ⅸ「分かった。ザンザスには儂が言っておく。」 天「もしかしたら、殺すかも知れない。それでもいいか?」 Ⅸ「構わない。元々そのつもりだろ?」 天「分かってたか。これで気が楽になった。それじゃあな。」 プツ――― Ⅸ「昔から変わらないな神楽姫は。」 .
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