その背中は、時に儚い、故に。(YH)

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だからちゃんと、隠さないで。普段俺にあれだけ好きだと言いまくってる癖に、どうして辛いと言わないの。 パートナーって、苦しい事も一緒に分け合っていくモンじゃねえの。 「…ありがと。みーたん。…ありがと」 「…ん」 「…ホントは辛かった、しんどかったよ」 「…うん」 「…でもみーたんに頼り過ぎたら駄目だと思って言わなかった…皆にも」 「…お前のその変な気遣いをもっと別の何かに使ってよね」 「はは…それはみーたんが可愛いから仕方ないんだよ」 「…去勢しちまえ」 「みーたん恐っ!」 この先も、ずっとお前と一緒に歩んで行くんだから。 楽しい事も、しんどい事も全部。二人で。 …お前がくれる契りは、言葉でしか繋げないけど。 紙面で誓う約束より、ずっとずっと強い絆だと信じてる。 ゾジーのくれる愛も。 俺の愛も。 口約束だけのものじゃないって事。 お互い寄り添い続けて、証明しよう。 ー後日… 「はー。ゾジーさん超幸せ。みーたんが大好きって言ってくれたの嬉しかったなー!ね、もっかい!みーたん、淳君大好きって言って!」 「…死んでも言わない」 (…あの侭放置しとけば良かったかな)
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