夢の中

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「君は本当に素晴らしい社員だよ!君の提案した企画で我が社はトップに立つ事が出来た!ワッハッハ」 大口を開けながら笑っているのは、白髪頭で髭を生やしているこの会社の社長。 どうやら僕の企画が大成功となり、喜びに満ち溢れているみたいだ。 「これからも頼むよ!いやいや最高の社員を持ち、本当にありがたいよワッハッハ!」 僕は深々とお辞儀をし、社長の部屋を後にした。 会社の廊下を歩いて行くと、1人の女性が僕を待っていたかのように前に立つ。 「さすがだね!私が認めた男なだけある!今日の夜どうする?ご飯行くよね?」 女性がいつもの事のように誘って来たので、僕は頷き返した。 この懐かしい感じがするのは一体なんなのだろうか?
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