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「…はぁ…はぁ…」
奴はまだ息が整えず、話せれないので、先に行為での汚れを水で流す
そして、落ち着いた奴も汚れを水で流した
「…ん…くっ」
新しい傷口に染みるのか苦痛の声が聞こえる
俺は奴が汚れを落としている間、耳を塞いだ
「…お前、明日から休め」
「…ぇ、でも…」
「代わりは沢山いるだろ」
もう奴の苦しむ声は聞きたくなかった
奴以外なら、苦しんでも構わない
「…嫌だ」
小さく奴が呟く
奴はどんなに傷付けられても泣かなかったが、今、奴の目からは涙が流れていて
「君が僕以外とこんなことするなんて、絶対に嫌だ」
明らかに嫉妬と思える言葉を放った
こんなに傷付けて、俺は奴に嫌われてると思っていたので、驚きが隠せない
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