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☆
「結構広いな」
俺たちは地図に頼りながら自分達の部屋にたどり着いた。
「二人部屋ですからね、寮が大きい原因の一つでもありますね」
「ふーん」
俺は部屋を見回しベッドを発見するやいなやベッドにダイブした。
「でもよー、何で俺が学園なんかに通わなくちゃいけねーんだよ」
部屋にルリハしかいないので俺の口調はすっかり昔に戻った
「それが自由になるための条件ですから」
ルリハは淡々と答える。
「そりゃそうだけどよ~、仮にも人間界滅亡を試みた魔王が女になって学園に通うなんてありえねえだろ」
俺はゴロンゴロンとベッドの上を転がった。
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