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「確かに女にされてから魔力は以前の六割ぐらいしか使えないけど、それでもこの学園を地図から消すぐらいはできるぜ」
女にされたせいで魔力は大幅に減少しそのせいで俺はジジイの下から逃げられなかったのだ。
「ルビ様はこの学園を消すつもりなんですか?」
二人きりなのでルリハもいつもの呼び方に戻っている
「いや、そんな事はしねえけど」
この五十年ほどで俺はずいぶんと丸くなった。
「それに、おまえも知っているだろ。俺は約束は破らない」
「おそらく、神様もそのことをわかってたからルビ様にこんな試験を出したんじゃないんですか?なんやかんやで五十年も一緒にいたんですから」
「そんなもんかな」
俺は寝返りをうった。
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