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「ルリハはメイドではありませんよ、私の大切な友人です。確かに少々世話好きな一面もありますが」
「そうだったんですか、でもルビさんお綺麗ですね、どこか貴族の娘さんとかですか?」
本当は男だがな。
「いえ、私は至極普通な一般家庭の生まれですよ」
「そうなんですか、すいません。」
至極普通な一般家庭ではないがな
「いえ、別に謝る程ではありませんよ。ところで一ついいですか?」
「なんですか?」
「私達の部屋がどこにあるのかわかりますか?少し疲れてしまって早く部屋で休みたいんですが」
するとトレスは少し済まなさそうな顔をした。
「すいません、私が引き止めてしまったばかりに。部屋に行きたいのならこの地図をどうぞ」
トレスが手に束で持っていた紙の一枚を手渡してきた。
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