1人が本棚に入れています
本棚に追加
/5ページ
あなたは気付いてしまった。
私の“心の傷”に。
でも深くは責めませんでした。
否定してばかりの自分を、優しい目で見ていました。
それでも繰り返してしまいました。どうしようもない想いをぶつけたかったんです。
涙が止まらず、声を押し殺し、新たな悲しみと苦しみをつくりました。
この頃から、毎日のように薬で落ち着かせては、高ぶる感情と戦っていました。
でも正気なこの想いは見た目にはわからず、立っていられない時もありました。
あなたの心配そうに、悲しそうに見る目は辛かったです。
でも、それでも傍にいてくれました。
私以上に、私の事を心配してくれました。
今でも消えることはないけれど、
強くなります。
あなたにはたくさん笑って欲しいから。
あの時はごめんなさい。
強く抱き締めてくれたあなたの心音は、
私の気持ちを穏やかにしてくれました。
最初のコメントを投稿しよう!