The third kind contact is tabooed

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振り返るコウタの目に映ったものは業火の爆発に吹き飛ばされたソーマと、ソーマを貫かんとするスサノオと尾とアイテールが放ったレーザーだった。 「ソーマっ!!」 ――――ッ! 耳元で音が聞こえた。 何かが風を切り、飛んでいくような風切音。 「……え」 何が起きたのかわからなかった。 コウタの後ろから飛び出した黒い紐のようなものがスサノオに突き刺さり、蹂躙するかのように体の中と外を這い回る。 何が起きているかわからなかったのは、レーザーを神機で受け止めたソーマも同じだった。 自分を貫こうとした鋭い尾が動きを止めたかと思えば、次いでスサノオが苦悶の叫びをあげのた打ち回っている。 その体には黒々とした蛇のような触手が這い回るのが見えた。 「なにが、起きた……」 伸びた触手を辿れば、そこにはコウタ……のさらに後ろ。 いまなお燃え盛る業火の中から伸びていた。 ――――! 断末魔の叫びを最期にあげ、スサノオが崩れ落ちる。 体の中を這い回っていた触手が、赤い血を纏い一斉に体外に飛び出した。 「なんだよ……あれ」 スサノオの凄惨な末路と、血で赤黒く染まったグロテスクな触手を見てコウタは背筋が凍りつく感覚に襲われる。 耳元でふと、後ろ向きで抱えているレイリィの小さな声が聞こえた。 「ぅぁ……とき……たか……さん?」 「え、辰嵩っ!」 驚き振り向いたコウタを追いかけるように、伸びていた触手が戻ってくる。 そして、辰嵩を包んでいた業火を振り払った。
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