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…………。
確かに、この家に来てからの秋葉ちゃんは、さっきまでとは別人のように大人しい訳なのだが、秋葉ちゃんと違って偉そうでワガママとは。
…………秋葉ちゃんとそっくりな気がする。
「…………」
俺は思わず秋葉ちゃんを無言で見てしまった。
「な、なによ」
するとバツの悪そうな顔で俺を見ながら秋葉ちゃんはそう返してくる。
うん。やっぱり秋葉ちゃんだ。
「それにしても遅いなまりあの奴」
俺と秋葉ちゃんをニコニコと見ていた小鳥遊が呟いたその時だった、
「渉は何をしてるの?レディがかえったら、げんかんまでむかえにくるのがおとこのやくめでしょっ!!」
玄関から物音がして、秋葉ちゃんにそっくりな声が聞こえてきたのであった。
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