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自分そっくりの秋葉ちゃんを見て、驚きながらその名前を口にした秋葉ちゃんのお姉さんであるまりあちゃん。
そんなまりあちゃんを緊張した面持ちで見つめて秋葉ちゃんが弱々しい口調で口を開く。
「……はい。あいたかったですお姉さま」
緊張で俺の服を掴む手に力が入っているのがわかる。
膝もガクガクと震えている。
「なんで秋葉がここにいるの?」
まりあちゃんは驚いた顔のままでそう問いかけた。
「お、お姉さまにあいたくて……」
秋葉ちゃんがまりあちゃんの問いかけに顔を上げて答える。
不安と恐怖が入り混じった、今にも泣き出しそうな何とも言えない緊張している顔をしていた。
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