Scene.5 これがまた

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一旦言葉を止めて、初めて俺の言葉に反応を示したまりあちゃんの様子を伺う事にする。 まりあちゃんの気持ちを聞き出すチャンスかも知れない。 そんな事を考えていると、まりあちゃんが顔を上げ、口を開いた。 「あんたにわたしと秋葉のなにがわかるのっ!!何も……何もしらないくせにっ!!」 涙を一杯に湛えた大きな眼で俺を睨み付けながら大きな声でそう叫んだのである。
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