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「きらいっ!!だいっきらい!!あっちいけ!!」
上の言葉は俺の質問に対するまりあちゃんの答えである。
いやぁ、予想していたとは言え、結構精神的にくるものがあるねこれは。
でも、仕方ない。
まりあちゃんにとって俺は、可愛い妹に近寄ってきた、素性も知らない怪しい奴なのだから。
「あはは。まぁ、そうだよね」
俺は苦笑いを浮かべながら、答えた後そっぽを向いたまりあちゃんにそう答えた後、笑みを消して再び答えが解りきっている質問をぶつける。
「じゃあさ、秋葉ちゃんの事は本当に嫌い?」
答えは解りきっている。
でも、その答えを、本心を引き出して、秋葉ちゃんにぶつけさせなければいけない。
意地も、恥もない、本当に素直な、心からの答えをまりあちゃんの口から、秋葉ちゃんに伝えさせる為に俺はここにいるのだから。
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