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「なんであんたにわかるの?」
俺の言葉を聞いたまりあちゃんは、大き な目から涙を溢れさせたまま、俺の顔を 見上げて問いかけてきた。
「まりあちゃんと一緒だよ」
そんなまりあちゃんから目をそらさず、 そう答える。
そう、一緒なのだ。
「な、何が一緒なの?」
俺から見れば分かりきってる事を理解していないまりあちゃんが再び尋ねてくる。
「まりあちゃんは、秋葉ちゃんの事が嫌いになったから、秋葉ちゃんにキツイ事を言ったの?違うよね?自分が知らない誰かが秋葉ちゃんと仲良さそうにしてて、それが心配で秋葉ちゃんに色々言ったんだよね?」
そんなまりんちゃんの質問に質問で返す。
「あたりまえじゃないっ。あんたみたいなのと一緒に来て、あんたみたいなのと仲良さそうにしてるんだもの。心配するに決まってるじゃない」
そんな俺の質問にまりあちゃんはそう答えた。
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