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まるで人形のような愛らしい女の子二人を見て少し安心しながら、再びベンチへと腰を下ろす。
ふぅ、なんとかなったかな?
一息吐きながらそんな事を思っていると、
「隣、いいかな?」
と、聞き覚えのある声が聞こえてきた。
「どうぞ」
俺は声の主の方を見ずに言葉を返す。
「上手くいったみたいだね。お疲れさま」
俺からの返事を聞いた男は、俺の隣に腰掛け、嬉しそうに話し掛けてくる。
「……上手くいったかどうかはわからないけど、とりあえずはよかったのかなとは思います」
俺は顔を上げ、隣に座った小鳥遊君にそう返した。
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