Scene.6 たまには

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「は?なんで?やっぱりあんたロリコン……」 「断じて違う!!」 笑顔を作った俺にちーちゃんは、いきなり笑みを消させるような事を口にする。 ……大人げなくマジになってしまった。 「……ふん。どうだかね」 そんな俺を見て、ちーちゃんはプイッとそっぽを向いてそう言う。 泣いていいですか? 「とりあえず、俺はロリコンじゃない……たぶん。いや、そんな事はいいんだ。ちーちゃん大丈夫なの?顔色悪いけどさ?」 とりあえずもう一度ロリコン疑惑を否定しつつ、千冬ちゃんに尋ねた。 やはり、どうも体調がよくないように見える。 少し顔色が蒼白く、身体を震わせているのだ。
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