33/47
3087人が本棚に入れています
本棚に追加
/368ページ
********** 何か美羚さんに凄い迷惑かけている… ううん… 美羚さんだけじゃなくて、カイルさんや柳沢さんまで… だって… 忙しいのに… 美羚さんも、カイルさん達も… 俺… 恋人とかいいながら 美羚さんの負担になってない? もっと もっと… 俺なんかより 相応しい人いるのに… …だって …だって俺は 「柚茉?」 不意に耳元で問いかける美羚さんの綺麗な声に、思考が途切れた。 気づいたら、 美羚さんの服を皺が出来る程握りしめていたらしい。 「ぁ………ご、ごめんなさい…服…」 「柚茉」 「…!」 細く力強い手が俺の頬を包み顔をあげさせる。 目の前に深い緑色の瞳が優しく俺を見つめていて… 恥ずかしくて… 視線をさ迷わせてしまったら… 「柚茉、俺を見て」 おずおずと見上げて視線を絡ませると、自分の顔が赤くなるのを自覚して… その綺麗な顔に見惚れてしまった。 ,
/368ページ

最初のコメントを投稿しよう!