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上といっても、“ビルの上から”なんていう程度ではない。
雲のある位置よりも更に上、いわゆる天界からだ。
「あの子・・・助けないと・・・。 でも・・・」
そこにはある運命の決断を迫られた男がいた。
それも、ただの男が天界にいるはずがない。
いわゆる・・・神と呼ばれる存在だ。
「クソッ!! 時間がない・・・。 覚悟はできてるはずだろ。 やれよ!!俺!!」
男は、一筋の涙を流した。
神にも覚悟を決めなければならない状況というものは訪れるのだろうか。
「・・・キルト? 何してるの?」
その時、男の元に1人の女が現れた。
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