PROLOGUE~始まり~

4/9
前へ
/373ページ
次へ
ミリア 「えっと、取っても構わないのですか?」 ミリアは早速フードを取ろうとしたキリを片手で制し灰色の人に聞く 灰色 「………」 その問いに灰色の人は無言で頷く ミリア 「………わかりました」 ミリアは完全に納得していないのかしぶしぶとフードを取る キリもそれを見て嬉しそうに取る 門番1&2 「「………」」 門番は二人とも二人の顔に魅入ってしまった それもそのはず キリはショートカットの金色の髪に金色の瞳で カッコイイ系の美少女で ミリアは胸辺りまである黒い髪に黒い瞳で カワイイ系の美少女なのだ キリ 「これなら入れてくれるよな」 キリは挑発するように門番の二人に言った 門番1 「………ハッ、…まぁそこの二人は言いが灰色のローブを着たやつはまだダメだ」 門番の一人がキリの声を聞き正気に戻ると堂々と言った そこにすかさずミリアが ミリア 「お姉様はダメなんですか?」 と涙目で問い詰める 門番1 「うっ………分かったからそんな目で見ないでくれ」 門番はもう一人の門番にアイコンタクトして頷いたのを見ると焦りながら身を少し引きながら言った キリ 「よしっ、やっと入れるぜ」 キリが走って中に入って行こうとするのを 灰色の人が止めフードを優しい手つきで被せる 同じようにミリアにも被せた
/373ページ

最初のコメントを投稿しよう!

605人が本棚に入れています
本棚に追加