PROLOGUE~始まり~

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ここはアルカナ魔法学園 そこの内の一つの教室で暇そうに窓の外をボォッと眺めている 蒼い髪を肩まで伸ばした蒼い瞳の女の子がいた 教師 「であるからして………」 前では中年の男が何かを真剣に話している きっと授業中なのだろう 女の子 「何か最近暇だなぁ」 女の子が小さな声で呟くと 男 「今は暇だが色々やらなきゃならんことがあるだろ?」 前で机に突っ伏していた 短い緑髪がツンツン跳ねた男が急に起き上がり女の子に呟く それを女の子は窓の外を見たままつまらなそうに 女の子 「…リュウ、そんな格好でいた………」 教師 「こらっ、リュウお前はしっかりと話しを聞かんか」 女の子が注意しようとすると前の教師はチョークをリュウに向けて投げる リュウ 「グバダ」 リュウは椅子の背を使い仰向けになって女の子を見ていたためチョークは綺麗にリュウの顎に直った リュウはそのまま、いすごと後ろに倒れた ゴツンッ 更に運悪く後頭部を机の角にぶつけてしまった そのせいでリュウは悲鳴も上げずに倒れた 教師 「………ああ、アクア、そいつを保健室に連れていけ。それがお前の罰だ」 教師は始めは罪悪感から渋い顔をして頭を掻いていたが 開き直ったのか笑顔で女の子、アクアに告げる
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