PROLOGUE~始まり~

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キリ 「いいじゃんかよぉ、フードって鬱陶しいんだよ」 しかしキリは不満げに灰色の人に言った 灰色 「………」 しかし灰色の人は無言で首を横に振るだけで門を潜っていった ミリア 「待って下さいよ」 キリ 「何でって置いていくなぁ」 二人は慌て灰色の人を追う ミリア 「わぁ、これが大国ニニャータですか」 キリ 「すっげぇ」 二人は門を潜って街を見ると立ち止まった 街には武装した人や楽しく話し合ってる人々 赤を基調にした綺麗に整備された道 色々なお店に家 灰色 「………」 そんな二人に気付かずに歩き続ける灰色の人 ミリア 「………てっ早く追わなきゃ」 キリ 「…そうだった」 二人はまた灰色の人を追って人混みを進む ミリア 「もぉ、置いていかないでくださいよ」 キリ 「そうだぞ。うちらは始めて来るんだから、迷ったらどうするんだ」 二人は灰色の人に追い付くと愚痴を漏らす 灰色 「………」 足を止めて灰色の人は二人を見て困ったように頭を掻く その後前を向いて歩き始めた キリ 「ハァ、それより私達が向かってるのってどれだ?」 それを見て二人は諦めため息をつくとキリが向かってる場所を聞く 灰色 「………」 灰色の人は無言で城のような建物を指差した
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