君と読む物語～序章～

プロローグ

「午後１１時３８分ご臨終です。」

今、二人の老人が互いに手を取りながら静かに、人生と言う大きな舞台の幕を閉じた。

私はこの二人の老人の
「出会い」、「別れ」
そして、

『幸せや長きに渡った苦悩』を皆に知って貰うためにここに文章として書き残したいと思う。

離れても離れきることのできなかった二人の男女の

永遠の純愛を……
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